2019年9月16日月曜日

日本の岬九十箇所巡り(福岡県 遠見ヶ鼻-抄見埼灯台)-31/90-

今回は福岡県北九州市にある遠見ヶ鼻(抄見埼灯台)です。
(この記事は2017/9/26に旅した時のものです。)




北九州市若松区の若松北海岸にある岬が遠見ヶ鼻。

 西側に岩屋海水浴場、東に千畳敷と脇田海水浴場という風光明媚な場所で、海岸段丘の上に妙見埼灯台が建っています。江戸時代初期の寛永17年(1640年)には幕府の命で福岡藩の遠見番所が設けられ、異国船の密貿易船監視、難破船の救助に備えてた場所です。

島原の乱後、幕府は鎖国政策を採用し、福岡藩領内では姫島、西浦、相島(あいのしま)・大島、岩屋の5ヶ所に遠見番所を設置しています。

遠見ヶ鼻に置かれたのは岩屋遠見番所。

岩板(三紀層)の上に建つのが昭和41年初点灯の妙見埼灯台。

玄界灘から響灘を通り、関門海峡に抜ける船を見守り続けています。

塔高(地上〜塔頂)は、10.5m、水面から灯火までは25.7mで、光達距離は13.5海里(25km)となっています。

周辺に広がる岩場は、新生代古第三紀漸新世(3400万年 前〜2300万年前)に日本列島がアジア大陸から離れる前に大陸の中に湾入した暖かい浅い海で形成された芦屋層群とよばれる地層で、化石の宝庫になっています。

玄海国定公園に指定される遠見ヶ鼻には、妙見埼灯台のほか、御嵜神社(みさきじんじゃ)が建っています。

実はこの社(やしろ)、現在の灯台の場所に海に向かって鎮座していましたが、夫婦神のうちで男神が夕日に見とれてしまい、嫉妬した女の神様の八つ当たりで沖は遭難事故が続いたため、里人が現社地に遷して、しかも陸に向けて建てたのだとか。
現在では夫婦円満、縁結びの神様として親しまれています。



そういわれてるだけあって夕日がとても綺麗でした!!

遠見ケ鼻は夕日の名所でもあり、県産スギ材を利用したベンチやテーブルを供えた遠見ヶ鼻休憩所も整備されています。





遠見ヶ鼻には「かんぽの宿北九州」もありますよ。


てなことで、日本の岬 31箇所目制覇!
31/90

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