2015年12月9日水曜日

BALIUSⅠ型-フロントブレーキ一式オーバーホール

バリオス…レストア大作戦第10段!

フロントブレーキのキャリパーとマスターシリンダーオーバーホールです。

まずはマスターシリンダーからのオーバーホールですが。
先にブレーキフルードを抜いておく必要がありますので、丸印のドレンを緩めて
ホースをつなげて抜いちゃいましょう!!


マスターシリンダーの蓋はネジ2本で止まってますので、とって蓋をのけちゃいましょう!
中にダイアフラムっていうゴムがありますので、それも外しちゃいましょう!!
ちなみに開けた状態で、ダイアフラムが変形しているようでしたら要交換です。

今回は、そこまでなっておりませんでした、変えちゃいました。


マスターシリンダーをオーバーホールするにあたりレバーも邪魔になるので
丸印のところを外してやります。


こんな感じに止めてあります。


取れましたら、反対側のハンドルに止めてあるボルトをヘキサゴンレンチにて外します。


はい、外れました。


マスターシリンダーのダイアフラムが当たる面を綺麗に掃除してやります。
茶色の研ぎ石みたいなのがオイルストーンです。
マイナスで削ってもいいのですが、傷が深くなると、フルードがにじみでる可能性があるので
面でこするほうがいいです。


はい、削りました。


オーバーホールにはゴム類は全て交換です。


ダストカバー(ゴム)を取り、ピストンのストッパを外しますが、ダストカバーは再利用しませんので、破れてもOKです。
ストッパは錆ている場合があるので、CRCなどを吹き付けて取れやすい状態にしておく必要があります。

外すのに必死だったので写真がありませんが、スナップリングプライヤーが必要になります。
4wayスナップリングプライヤーセット Cリング軸用&穴用 ってのもあって
爪を変えるだけで軸用・穴用が変えれるのですが・・・おすすめできません。
私も使ってるのですが力が入れにくく使いにくいです。

バリオスのスナップリングは穴用を使う必要があります。
あと先端径も気をつけなければなりません。



外した上体ですね(^^;)


布の上においてあるのが、新品のピストン類です。
シリコングリスをゴムにぬっておいてピストンにつけてやります。

あとは、外した手順の反対でしてやればOK


お次はキャリパーを外していきます。

丸印のボルトを外してやると・・・

ほい!!


人指し指の下にあるプレートみたいなのを押し下げるとブレーキパッドは取れますので、頑張りましょう!!


ブレーキパッドを外してやると、今度は+字のピストンを外します。
ピストンの中に入ってるだけなので、頑張ってとりましょう。
私はプライヤーで挟んだり-ドライバーでこねたり、頑張ってみました(笑)


ここでピストンを抜くのですが。
専用工具がまたいります。
キャリパーピストンツールです。


外れたら研磨です。
軽い汚れはピカールで十分研磨できますが。
余りにもひどい場合は耐水ペーパー(#1000)なので研磨してやりましょう
それでも取れないような錆がある場合は交換です。

左が研磨前、右が研磨後です。


ピストンが外れた状態のキャリパーです。
シールを外していきますが・・・


シールを外すのに、ドライバーの先が丸くなった、シール外し用ドライバーを使うといいです。



こんな感じで外していきます。


外したらシール(ゴム)が入ってた溝も掃除してやりましょう。
フルードが固着してる場合多いです。
私は-ドライバーを使用してますが。
傷つけないよう注意しながら掃除しましょう!


上段が古のシール(ゴム)で
下段が新品ですね。


掃除が終わればゴムを入れていきます。
このときシリコングリスを塗っておきましょう。
ちなみに嫁ちゃんが一生懸命いれてますが・・・
シリコングリスを塗り忘れてて、動きが鈍かったので再度入れるハメになりましが・・・


こんな感じで、キャリパー内部、シールにもうっすらとシリコングリスを塗ってやりましょう。
塗りすぎには注意ですよ!!


あとは外した順の逆に戻していく感じですね。
ちなみに、ピストンを戻しますが、指の力でスーッと入っていく感じです。
戻す時に引っかかりがある場合はピストンが綺麗に研磨で着ていない可能性がありますので、組みこむ際に注意しながら入れてください。

全部組めたら、最後の難関。
フルードのエア抜きです。



私は、注射器で下から圧入しちゃいます。
この方がエアーが溜まりにくいので!!


ワンマンブリーダーも使いましたが、いまいちでした。


後は、ブレーキレバーをニギニギして、感触を確かめてください。

心配な方は一晩放置してやればエアーが上がって抜けていると思います。

よくネットで、レバーを輪ゴムで縛り(握った状態を作ってやる)一晩置いておけば大丈夫!とか書いてますが。
これは、他の部分(ホース等接合部)に漏れが生じてないかの確認であって、圧力をかけっぱなしの状態で一晩放置ってのはあまりお勧めできません(^^;)

次回は、ハンドル交換!!




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