フロントフォークのオーバーホールです。
所有して3年、放置して7年の10年経過してますので当然のことながら、フロントフォークもフニャフニャでした。
さっそくバラシ入ります!
まずはフェンダーのボルトを外しておきます。
ちなみに、バリオスⅠ型は、ホイールも外さないとフロントフェンダーは外れません。
次にここも緩めて・・・
反対側もね
次々いきますよ~
ブレーキキャリパーも!!
ほんでもってシャフトのネジを外しにかかります。
っと!忘れずにスピードメーターケーブルも外しましょう!!
はいシャフトを抜いていきますよ~
この時、タイヤの下に当て木を置いておくと、抜いていく時に
片方外れたときガタ付きませんからね~
はい、外れました!!
ここからフロントフォークをブリッジから外していきます。
この2本のボルトを緩めます。
上のブリッジから外したら
下のブリッジで一回止めます。
インナーチューブを固定します。
でもって、ここでインナーチューブのトップを緩めておきます。
完全に外さないで、緩める程度です。
ここで、ゆるめておかないと後で面倒くさいです(^^;)
反対側も同じ手順でおこなって・・・・
はい、外せました。
外したついでにブリッジの作業がしやすかったので
錆てたブリッジをヌリヌリ!
反対側もヌリヌリ
あぃ!
ここからフロントフォークのバラシにかかります。
まずは緩めておいたトップのネジを外します。
ここで、片手で抑えながら外していきましょう。
というのも中にはバネが入ってますので反発力で、持ち上がります。
そんなに凄い力ではありませんが・・・
外したらカラーをとってスプリングです。
写真ではカラーはすでに下に置いてますが。
インナーチューブに入ってるの順番は、
・トップのネジ
・カラー
・ワッシャ
・スプリング
です
これは失敗例
ゆっくり抜いてやらないとスプリングで押し出されたオイルがベト~と(^^;)
スプリングをぬいたらオイルを抜きましょう!
はい、この通り、恐らく最初は緑っぽい色だったと思うのですが
滅茶苦茶黒いっす。
油を抜ききったら写真のようにヘキサゴンレンチを入れてネジを外してやりましょう
ここが一番ネックになるとことも思います。
ネジを外そうにもインナーチューブが供回りしちゃうので・・・
私はインナーチューブを引っ張っておいてテンションかけておいてから外してやりました。
プロの方はインパクトレンチでやってるみたいですが・・・
私はゴムハンマーで叩きながら、廻してやりました。
外したらインナーチューブをアウターチューブから外しますので
ダストシールを外しちゃいます。
簡単に外れるはずです。
次にスナップリングです。
これもマイナスでこねると簡単に外れます。
スナップリングが外れたら。
インナーチューブをアウターチューブを持って
スコスコ上下してやりましょう。
オイルシールが硬いんです。
結構力が要りますが、頑張ってひっこぬきましょう。
外れたこういう風に入ってます。
覚えておきましょうね。
ちなみにスプリングがはいってた状態も覚えておきましょう。
スプリングは感覚が短いほうが下です。
ちなみにオイルシールは向きがありますのでご注意を!!
文字が表示されてるほうが上になりますからね!
オーバーホールの際は、基本ゴム類は交換です。
上の写真で旧の上にあるのがシリンダコンプです。
下の写真のように
③のインナーチューブの中にシリンダコンプが入ります。
で①のカラーみたいなのが④のアウターチューブにはいって
⑤のネジで④の下から①②を固定します。
①はスペーサーみたいなものと考えるとわかりやすいかも。
ちなみに、①のネジはネジロック材(中強度)をぬりましょう。
それに、ワッシャも変えておきましょね!
組めれたら、次はスペーサ(ワッシャ)とオイルシールを入れますが
ここで専用工具もあるのですが
ネットで調べるとVP40がちょうどいいいってことだったのですが
私はVUφ40にしました。
VPのほうが肉厚なんですがちょっとだけ高い(笑)
こいつもコンコンと押し込んで行きましょう。
さっきのオイルシールもそうですが、ゴム類はシリコンを塗って滑りをよくしましょう。
ここで、ラップをインナーチューブに巻いてしたりもしてますが。
私は、インナーチューブをビカールにて研磨して、出来るだけ錆を落としてから、いれました。
最近のラップは弱いので入れる際にラップがちぎれて、シールにひっかかってたら、オイル漏れの原因にもなりますしね!
はい、ヌリヌリ
入れ終わったら。
オイルを入れていきます。
(この時点ではスプリングやカラーはいれてはいけません。)
私はG-10のフォークオイルです。
一応kawasakiのを買いましたが、一番安かったので(笑)
G-10であればsuzukiにしようがyamahaにしようがさほど変わりません。
口から5センチくらいのとこまで注ぎ込んだだら
エアー抜きのためにインナーチューブをもってシュコシュコさせましょう!!
ブチュブチュっていう音が無くなる程度まで。
無くなったら念のために30分ぐらい放置っす!!
でもって油面調整です。
バリオスⅠはスプリング、カラーを入れていない状態で
インナーチューブを一番下まで押し下げた状態で。
140mmです。
私は油面ゲージをつかってます。
油面調整が終わったら。
スプリングを挿入です。

スプリングの仕様限度は375mmです。
標準値382.6mm
うーん、どうみても385なんだが・・・
まーいいか

インナーチューブにスプリング・ワッシャ・カラーをいれたら
今度は外した時の反対の作業です。
トップを押さえながらインナーチューブを廻してやります。

ついでに、アウターチューブも研磨してやりました( ̄▽ ̄) ニヤ

後は外した時の逆の手順で戻していきましょう。
ちなみに、40年ぶりの大寒波で雪が降る中の作業になっちゃいました(;;
今朝おきたらこんな状態でした(^^;)

はい、完成!
ついでにフロントフェンダーも塗っちゃいました